3月の実績は、全体では前年同月比20.6%増、2月の同20.7%増とほぼ同レベルの伸びでした。メモリは北米向けが好調を維持していますが、中国向けが4か月連続で前年から2ケタのマイナスとなっています。製品別ではDRAMが好調ですが、NANDフラッシュが2ケタのマイナス成長に落ち込みました。大口価格は、DRAMが横ばいなのに対してNANDは上昇と、市場では混乱した動きが見られ、トランプ関税の影響が出ている可能性があります。パワートランジスタや車載半導体は相変わらずのマイナス成長が続いています。プラス材料としては、ロジックICが同44.6%増と極めて好調に推移していることです。スマホおよびITインフラ向けの需要がけん引役と思われます。