2月の実績は、全体では前年同月比20.7%増、1月の伸びを上回りました。メモリは北米向けが同100%超の高成長を相変わらず維持しており、データセンター向けの強い需要が継続していることが確認できます。一方中国向けは、1月からは回復しているものの、前年比で2ケタのマイナス成長が続いており、PCおよびスマホ向けの需要が低迷しているようです。NANDフラッシュは同プラス成長に持ち直しましたが、2024年6月のピークには及ばない状況が続いています。パワートランジスタや車載半導体は相変わらずのマイナス成長が続いています。プラス材料としては、1月に引き続きスマホ関連の出荷が上向き傾向になります。今後の動向に期待したいところです。