1月の実績は、全体では前年同月比14.8%増、12月の伸びを下回りましたが、メモリの成長率の鈍化をノンメモリの成長率アップで補う形となりました。メモリは北米向けが同100%超の高成長を維持しているのに対し、中国向けが同40%以上落ち込む、という対照的な動向になっています。DRAMが好調を維持していますが、NANDフラッシュが23年9月以来のマイナス成長を記録したことも1月の特徴です。パワートランジスタや車載半導体は12月に盛り返しを見せましたが、1月はこの好調さを維持できませんでした。ただし、これまで低調だったスマホ関連の出荷が上向き始めたように見えます。データセンター以外のけん引役として、スマホ、パソコン向けの需要に期待したいところです。