7月の実績は、全体では前年同月比25.5%増、6月の同18.1%増を上回る伸びでした。メモリは北米向けが好調を維持、中国向けも久々に2ケタのプラス成長を記録しています。製品別ではDRAMが好調ですが、NANDフラッシュが2ケタのマイナス成長が続いています。ただし大口価格はDRAMでDDR4製品全体に大幅な上昇が見られ、NANDも全般的に5%前後の上昇が見られます。パワートランジスタは6月に久々にプラス成長となりましたが、この月だけ突出した伸びとなっており、7月に再びマイナス成長に落ち込みました。ロジックICは同37.2%増と極めて好調に推移しています。スマホ向けが好調ですが、やはりロジックIC市場の半分強を占めているNVIDIAの好調さがけん引役と思われます。パワートランジスタはまだ予断を許さない状況ですが、車載半導体全体は回復基調にあるようです。