11月の実績は、全体では前年同月比29.5%増、10月の同32.6%増を下回りましたが、高い成長率を維持しました。メモリは北米向けがYoYでほぼ横ばいまで減速した一方で、中国向けは高い成長率を維持しています。これはデータセンター向けの減速、PCおよびスマホの生産の活性化を示唆していますが、データセンター向けについては一時的な踊り場ではないかと思われます。製品別ではDRAMもNANDフラッシュも平均単価の上昇が見られますが、特にDRAMは11月後半から1か月で20%以上の単価上昇が見られました。AI(GPU)向けにHBMだけでなく、GDDRやLPDDRといったDRAM需要が増えたことが原因と思われます。パワートランジスタは10月に続いて2ケタのプラス成長を記録しましたが、中国勢の台頭で供給が急増する可能性があり、まだ予断を許しません。ロジックICは同44.8%増と極めて好調に推移しています。ロジックIC市場の半分強を占めているNVIDIAの好調さがけん引役と思われます。車載半導体は10月に比べて減速が見られ、今後の動向に注意したいと思います。