5月の実績は、全体では前年同月比18.2%増、4月の同22.8%増を下回る伸びでした。メモリは北米向けが好調を維持していますが、中国向けが6か月連続で前年からマイナスとなっています。製品別ではDRAMが好調ですが、NANDフラッシュが2ケタのマイナス成長が続いています。ただし大口価格はDRAMもNANDは上昇しており、混乱した動きが見られます。パワートランジスタは相変わらずのマイナス成長が続いていますが、車載半導体は一部プラスに転じたデバイスもあります。プラス材料としては、ロジックICが同39.1%増と極めて好調に推移していることです。スマホおよびITインフラ向けの需要がけん引役と思われます。全体的に4月の実績と似通った内容でした。