4月の実績は、全体では前年同月比22.8%増、3月の同18.7%増を上回る伸びでした。メモリは北米向けが好調を維持していますが、伸び率が減速しています。中国向けが5か月連続で前年からマイナスとなっていますが、4月は1ケタのマイナスに留まりました。製品別ではDRAMが好調ですが、NANDフラッシュが2ケタのマイナス成長が続いています。ただし大口価格はDRAMもNANDは上昇しており、混乱した動きが見られます。やはりトランプ関税の影響が出ているのではないでしょうか。パワートランジスタは相変わらずのマイナス成長が続いていますが、車載半導体は一部プラスに転じたデバイスもあります。プラス材料としては、ロジックICが同39.1%増と極めて好調に推移していることです。スマホおよびITインフラ向けの需要がけん引役と思われます。